抜歯時CTがあることでのリスク回避について

投稿日:2015年5月13日

カテゴリ:院長ブログ

明石歯科医院院長の明石です。

昨日の台風は風が凄くてびっくりしました。

家が壊れるかと思いましたが皆さんはいかがだったでしょうか?

家はどうにか無事でした。たぶん・・・

今日は抜歯時CTがあることのメリットをお話してみようと思います。

通常歯医者さんに来院される理由として何かお口のことで

気になることがあって受診することが多いと思います。

たとえば親知らずが痛い 

    歯が痛い、欠けた、など

様々だと思います。

私達歯科医師は、診査 診断を行い処置方針を計画し適切に治療していきます。

今回は抜歯のことを説明していきます。

診査、診断の助けとなるのがX線

いわゆるレントゲン撮影です。

X線撮影には様々な方法があり、状態にあわせて

適切な方法で撮影していきます。

基本的には被曝を考慮し見たいところだけを撮影します。

通常歯は立体的なものですが

X線では平面で写ってきますので奥行きや幅はわかりません。

しかし目で見ること、症状、X線など総合的に判断し抜歯の決断をします。

通常はこれで抜歯していきます。

本日上の歯の根っこが折れているため抜歯することになりました。

X線上では根っこがまっすぐに見えていましたが、

上顎洞(鼻の脇の空洞)に根っこが近い可能性があったため

CTを撮影しました。(院内にCTがあります)

すると驚くことに、根っこの先が上顎洞に寄り沿って曲がっていました。

しかも上顎洞までの距離は寄り添っているのでほぼなし。

この情報で抜歯のやり方が変え、ゆっくり慎重に抜歯を開始しました。

幸い、上顎洞には交通しませんでした。

CT撮影しないで力で抜歯していたら、上顎洞に穴をあけていたかも知れません。

上顎洞に穴をあけても、適切に対処すれば問題ないのですが

予期して処置を行うのと、予期しないで行うのではもし結果が同じでも

内容は全く違います。

なにより患者様への説明に大きな差が出てしまいます。(リスクなど)

抜歯の際の情報は多いほどより安全に抜歯できます。

処置前の診断の大切さを改めて確認したのと、CTの有効性を感じた1日でした。

ただ何でもCTを撮影すればいいわけでもないので、

担当医に確認していただけたらと思います。