歯周病・歯周内科

日頃より、多数の歯周内科お問い合わせをいただき、誠にありがとうございます。しかしながら、お電話のお問い合わせでは正確な内容をお伝えできませんので、お電話でのご相談ではなく、クリニックへ直接お越しいただきますようお願い申し上げます。(当院ではお電話での歯周内科に関する問い合わせ・ご相談は行なっておりません)

歯周病を薬でコントロール、次世代の歯周病治療『歯周内科治療』

歯周病治療

「歯周病を薬でコントロール」と聞かれて、驚かれる方が多いと思います。歯周病治療といえば昔から歯磨き指導と歯石を除去したりする歯の周りのお掃除がどの歯科医院でもされている基本的治療です。

しかし、これらの基本的治療をしても、一生懸命歯磨きをしても、なかなか歯肉の炎症がとれず、出血、排膿、口臭で悩まれている方が多いのも事実です。

歯科治療は歴史的に見て、外科的な処置が中心で内科的な治療が遅れる風潮がありました。しかし、むし歯や歯周病が風邪と同じく感染症であることが解明され、その原因菌が解ってきている今、その原因菌を消滅させることにより、病気が治ることは自然な考え方だと思われます。

千葉県で唯一の「国際歯周内科学研究会 認定医」が対応します

明石大輔「一般社団法人 国際歯周内科学研究会」とは、歯周内科のスペシャリストを育てるべく日々研鑽を行なっている歯科医療団体です。

歯周内科学自体が最先端の歯科医療ということもあり、歯周内科治療自体を行なっていない歯科医院がほとんどの中、当院の副院長である明石大輔は、この研究会の認定医の資格を有しております。

また、認定医資格を千葉県で唯一取得しており、安全性の高い、また、安心して治療を受けて頂くための技術と知識を有しております。

また、当院は歯周病原因菌遺伝子診断認定歯科医院ですので、どうぞ安心してお気軽にご相談ください。

国際歯周内科学研究会についてはこちらから>>

まず、歯周病の原因について学ぼう

歯周病は感染症。原因は「細菌感染」です。

▼プラーク(歯垢)の中には1億個以上の細菌が!?

バイオフィルム歯の表面に付着するプラークにはとんでもない数の細菌がいて、その種類300~400で1億個以上の細菌が住んでいるといわれています。当院では、歯周病の原因菌がお口の中にいるかどうかを、位相差顕微鏡で確かめ、必要かつ効果的な薬剤を考えていきます。

歯周病やむし歯はすべて感染症なのです。これらのお口の中に定着した常在菌は、「バイオフィルム」とよばれるテリトリーをもって住み着き、外来性の細菌の定着を容認しない働きもあります。

▼お口の中にカビ(カンジタ菌)があるってご存知でしたか?

カンジタ菌お口の中にカビ(カンジタ菌)がいることを知っている方は少ないと思います。

このカンジタ菌はむし歯や歯周病の 原因菌と非常に結びつきが強いといわれています。これを減らすことにより、むし歯や歯周病の原因菌も少なくなると考えられています。

▼歯周病が全身疾患に関係するってご存知でしたか?(歯原性菌血症について)

お口の中のバイ菌の巣(バイオフィルム)に住んでいるバイ菌が血液の中に入る病気を、歯原性菌血症といいます。歯原性菌血症は糖尿病やアルツハイマー病、心臓病、早産など様々なリスクを作ります。

歯原性菌血症

▼歯原性菌血症の原因菌は感染しやすい!!

歯原性菌血症の原因菌の感染力は非常に高く、簡単に人から人へ、また、人から動物へも感染します。ヒトは元々、歯周病原因菌を保菌しておらず、乳児期や幼少期に親のもつ原因菌に感染して、はじめて歯周病原因菌を保菌するようになるということもわかっています。

歯原性菌血症

▼歯周病とアテローム性動脈硬化、糖尿病との関連性を動画で解説

歯周病菌と血管医療メーカーのSUNSTARのホームページに、「歯周病とアテローム性動脈硬化、糖尿病との関連性」というテーマのCGアニメーション動画が掲載されておりますのでご紹介します。

アニメーションで非常にわかりやすいのでぜひご覧ください。

SUNSTAR社アニメーションページはこちらから>>

お口の中の歯周病原因菌を調べる「位相差顕微鏡検査」

位相差顕微鏡

位相差顕微鏡を使用すれば口内の歯周病の原因となる細菌を生きたままの状態で画面に映し出す事ができ、動画管理システムに記録し、それにより歯周病の原因となっている菌を特定し菌数を確認できます。

それらの微生物に感受性のある薬剤を選択し、微生物叢を改善することで歯周病を内科的にコントロールする治療方法です。術前後の口腔内写真、細菌の映像管理をすることにより、改善がビジュアル的に観察できます。

▼動画で見るお口の中の細菌

リアルタイムPCR法による精密DNA検査

PCR法位相差顕微鏡で歯周病原因菌を調べて、本格的に歯周内科治療を始められる患者様は、次にリアルタイムPCR法という精密原因菌検査に移ります。

リアルタイムPCR法とは、熱変性、アニーリング、伸長反応によって目的のDNA領域を増幅させる方法で、PCRによって増幅するDNA領域の量をリアルタイムに測定する歩法がリアウィングPCR法です。

これは言わば、「歯周病原因菌を特定する精密検査」のようなものです。

PCR法によって、原因菌の種類、菌数が詳細にわかります。それぞれを特定し詳細データを患者様にお渡し、治療完了後にも再度PCR法を行い、どれだけ菌数が減ったか確認ができます。

原因菌の種類、数に応じたお薬を処方

歯周内科位相差顕微鏡検査によってお口の中の菌の種類、菌数を特定したら、その菌に有効な抗生剤、抗菌剤を処方します。

ご自宅にてそのお薬を服用いただき、口内の歯周病菌を減らしていきます。

もちろん、同時に歯磨きの仕方など、日常のプラークコントロールの方法についてもお教えしますので、それらを併用しながら歯周病を改善します。

歯周内科治療の流れ

歯周内科の流れ

まず、ドクターによるカウンセリングを行ったうえで位相差顕微鏡による細菌検査からスタートし、DNA検査を経て、お薬の処方、専用の薬用歯磨きでのホームケア、クリーニングの手順で治療を進めます。痛みはまったくありませんので、どうぞご安心ください。

歯周内科によって体感できる実際の効果

歯周内科歯周内科治療によって得られる効果は下記のようなものがあります。

  1. 口臭がしなくなる
  2. 歯磨きの時に出血がなくなる
  3. 歯がつるつるになる
  4. 歯肉がピンク色になる
  5. ネバネバ感が消える
  6. 歯のつけねのしみる感じが消える

歯周内科治療のこれから

まだ歴史は浅い療法ですが、これにより今まで救えなかった、歯周病でぐらついている歯が、咬める様になる過程を見て、やはり感染症であり、細菌をコントロールすることが大切であると感じています。

この薬物療法は歯周病治療の全てではなく、1つの効果的な療法です。もちろんブラッシングが不十分な方には、効果が少ないこともありますが、効果的で確実で安全な歯科治療法であると思います。

歯周病の改善を目指すため、日々研究・努力を重ねていきたいと思います。
なかなかコントロールできないと言われている歯周病の治癒を願って。

その他の歯周病治療法

下記治療法は、非常に有効な方法ではありますが、プラークコントロールが不十分な場合は処置できないこともあります。

▼スケーリング(歯周病度合い:軽度)

スケーリングスケーリングとは、歯肉より上についたプラークや歯石、その他の沈着物を、スケーラーと呼ばれる器具を用いて除去することです。

歯石除去が完了すると退縮している歯肉に対して歯肉が引き締まるので、さらに根が出ることで、知覚過敏が起こる場合があります。

しかし、通常1週間がピークで象牙質が再石灰化することで2~3週間でなくなります。

▼ルートプレーニング(歯周病度合い:中度)

ルートプレーニング歯茎より下に歯石などの汚れが付着している場合に行うのがルートプレーニングです。

歯茎より下にある汚れを取るので、歯茎と歯の境目奥深くまで器具を入れることになります。

痛みが伴いますので、ルートプレーニングは麻酔を併用して行います。

▼歯周外科(歯周病度合い:重度)

触診やX線により、部分的に骨が溶けている場合など、かなり進んだ歯周病の治療に行います。麻酔を行い、歯肉を切開して直視にて中の歯石を取る方法です。直接見て処置できるので、歯石を取り残す事がありませんし、歯周ポケット奥深くの汚れをすべて取りきることができます。また、骨に置き換わる材料(エムドゲイン)を併用することにより、歯周再生療法も行えます。

口臭測定も行っております

口臭測定

当院では、オーラルクロマを使用した口臭測定を行っています。オーラルクロマは、口臭の主な原因となる三要素ガスと呼ばれる硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドの濃度を、その場で測定し、数値として視覚化できる口臭測定器です。口臭は主に歯周病や虫歯によって発生しますので、歯周病治療の前後で口臭測定を行い、治療の効果をさらに実感していただくことができます。